Stage Review 2004
Last up date : 2004.11.28
★５つが大満足＼(^^)／（☆は0.5点）
| 2004.11.20 | ビューティー・クイーン・オブ・リーナン | シアターΧ |
| 作：マーティン・マクドナー 演出：岸田良二 |
出演：立石涼子，有田麻里，石田登星，佐藤銀平 | ★★★★☆ |
| 深くて重い余韻が残る名作。 | ||
| 2004.11.20 | ピローマン | パルコ劇場 |
| 作：マーティン・マクドナー 演出：長塚圭史 |
出演：高橋克実，山崎一，近藤芳正，中山祐一郎 他 | ★★★★☆ |
| 凄みさえ感じさせる圧倒的な戯曲。前半２時間の濃密さは出色。そしてそれを見事に浄化させる後半の素晴らしさ。 | ||
| 2004.11.04 | 新・明暗 | 世田谷パブリックシアター |
| ★★★ | ||
| 2004.09.24 | クロアカ（Cloaca） | オールド・ヴィック劇場 |
| ★★★☆ | ||
| 2004.09.23 | 埋められた子供（Buried Child） | リトルトン劇場（NT） |
| ★★☆ | ||
| 2004.09.22 | ハムレット（Hamlet） | ロイヤル・シェイクスピア・シアター |
| ★★★☆ | ||
| 2004.09.20 | バット・ボーイ（Bat Boy：The musical） | シャフツベリー劇場 |
| ★★☆ | ||
| 2004.07.17 | プレイ・ウィズアウト・ワーズ | シアターコクーン |
| 振付：マシュー・ボーン | 出演：リチャード・ウィンザー，サム・アーチャー，サラーン・カティーン，ユアン・ワードロップ 他 | ★★★☆ |
| 本役という言葉はこの劇団では使わないのだろうけれど、今回は観たかったのに居なかった人が多かった(号泣)。スコット・アンブラーの執事を観たかったなあ。アラン・ビンセントも観たかったよお(涙)。しかしとてもお洒落でセクシーで刺激的なダンスプレイです。割と踊りよりも動きで物語っていくことの方が多かったのですが、ダンサーのしなやかな足の運びや腕の振りを観ているだけで楽しかったです。１つの役を数人で見せるという野心的な演出は、成功しているところとそうではないところがあるかもしれません。少し諸刃の剣っぽいかも。しかも３人が同じ動きをしたり突然違う動きをしたりするので、眼がいっぱい必要だったです(笑)。バズの『ラ・ボエーム』状態(^^;;。でも全体的な雰囲気は凄く好きです。一番観たかったのはウィルだけど(涙)。来年、ホントに来てね(^人^)。 | ||
| 2004.07.10 | イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー〜パパと呼ばないで〜 | ル・テアトル銀座 |
| 作：レイ・クーニー 演出：山田和也 |
出演：上川隆也，羽田美智子，濱田マリ，綾田俊樹，近江谷太朗 他 | ★★★☆ |
| いやあ、これは文句なく楽しい♪とにかくドタバタなコメディなので、役者のテンションと演出のタイミングが命って感じ。あと数時間で講演会を行う医者（上川）の前に現れた昔付き合ってた看護婦（濱田）。彼女から18歳になる２人の息子がいると聞かされ、しかも自分が父親に捨てられたんだと自棄になり病院の１階に来ていると言う。同僚（近江谷）や妻（羽田）にこのことを知られるわけにはいかない。この場を逃れるため、嘘に嘘を重ねるウチに収拾がつかなくなってしまう。講演会の時間は迫って来るというのに。。。
ドタバタにドタバタが重なる作品だけに、この波に乗れるかどうかが勝負。流石に演出の山田和也はこなれているのか、全体のまとめ方が上手い。後半、物語が収束していくところはとても面白かったです。役者は大健闘。特に近江谷さんがとても良かった！物事に流されやすくて頼りなさげで、でもいい人なんだよなあというのが凄く分かる役作り。そしてきっとホンキで歌ったら上手いだろうなと思われる歌声まで披露してくれて、とても良い役を貰ったなあと思います。小劇場のお芝居もしつつ、商業演劇にも出て欲しいかも。上川さんはドタバタぶりも楽しく、少しキャラメル時代の（ってまだ在籍中だっけ？）『また逢おうと竜馬はいった』のツアコンオカモトみたいだった。意外だけどこういうの似合います。そして好きなんだろうなということも分かりますf^^;。 |
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| 2004.05.22 | 燃えよ剣 | 明治座 |
| 原作：司馬遼太郎 作：鈴木聡 演出：ラサール石井 |
出演：上川隆也，風間杜夫，富田靖子，羽場裕一，京晋介 他 | ★★☆ |
| まさか上川さんが明治座に出ることになろうとは…。しかも座長公演！劇場の外にのぼりが立ってるのを見たとき、ここまで来ちゃったんだなあと(^^;;。舞台はお笑いを入れつつ（しかし微妙なものも…(汗)）しっかり幕末やろうと頑張ってる感じでした。大河のような若々しさはないけれど(笑)、ナマの迫力があって舞台らしい作品になっていたと思います。といいつつ２時間ドラマみたいでしたが(大汗)。
上川さんの土方さんはひじょーーーーに格好良かったです♪特に３幕で洋装になったときは溜息もののステキさで、幕が開いたときに「ほお〜！」と歓声が上がったほどでした(^^;;。私なんぞ思わず「格好良い〜♪」と声に出してしまいましたよ(^^;;。演出家の術中にハマリまくり(^_^;;。いや、しかしステキでございました。富田靖子にちょっと代わって！って言いたかったぜ(^^;;。藤堂平助役が京さんだったのですが、前半が無邪気で可愛い藤堂さんなので油小路の所は切なかったです(涙)。 |
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| 2004.05.08 | オン・ユア・トウズ | ゆうぽうと簡易保険ホール |
| 曲：リチャード・ロジャース 詞：ロレンツ・ハート 演出：ポール・ケリソン |
出演：アダム・クーパー，サラ・ウィルドー， イヴァン・カヴァラッリ，マシュー・ハート 他 |
★★★ |
| 最近、主役クラスの歌とダンスの両方を楽しめるミュージカルを観ることが少なかったので、その両方がバランスよく入っていてとても楽しめました。 アダム・クーパーは手足が長くて立ち姿が美しく、そこにいるだけで華がある。ダンスシーンはそれ程多くないけれど、サラ・ウィルドーとのデュエットなんてため息が出るくらい素敵！キュートな役をとても魅力的に演じてます。歌は声の良さに助けられているところが多々ありますが、耳に馴染むいい声してる。サラ・ウィルドーはコメディエンヌぶりがとても可愛い。美味しい役だけど、バランス感覚が難しいかも。踊りももっと観たかったかな。アダム・クーパーのタップももっと観たかった〜！ |
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| 2004.04.20 | オセロー【ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー】 | ル・テアトル銀座 |
| 作：W･シェイクスピア 演出：グレゴリー・ドーラン |
出演：アントニー・シャー， セロー・マーク・カ・ヌクーペ 他 |
★★★☆ |
| 久しぶりの来日公演を行うRSC。期待のシャーさんのイアーゴは私の想像するイアーゴとは随分かけ離れているものでした。ここで演じられるイアーゴはあまり暗黒の香りのしないイアーゴ。表面的にも普通の人、普通の軍人のように見える。その普通に見えるイアーゴが、淡々と人を陥れていく所がとても怖い。独白でさえも本心を言わず、観ているこっちまで罠に掛かっていくような感覚。ある意味、現代的とも言えるイアーゴなのか。 そんな内面にズンズン入り込んでいってしまうようなイアーゴを観ていると、いつかどこかで歯車が狂って、それが自分を取り返しのつかない所へ引っ張っていってしまったような気がするのです。最後、惨劇の後に引きずり出されてきたシャーさんの表情は、同情は出来ないけれど、何とも言えない哀しみを誘います。 |
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| 2004.02.16 | CLAW GLOW【ファントマ】 | シアター・サンモール |
| 作・演出：伊藤えん魔 | 出演：美津乃あわ，浅野彰一，伊藤えん魔 他 | ★★☆ |