2003年演劇レビュー

Stage Review 2003

Last up date : 2004.05.20

★５つが大満足＼(^^)／（☆は0.5点）

2003.12.22 フェーム（Fame on 42nd Street）リトル・シューバート劇場

作：ホセ・フェルナンデス
演出：ドリュー・スコット・ハリス
詞： Jacques Levy
曲：Steven Margoshes 出演：Jenna Coker，Emily Corney
Shakiem Evans，Christopher J. Hank 他 ★★☆

今回観た中では一番好きなタイプのミュージカルだった。歌、踊りともふんだんに盛り込まれ、若い俳優たちがイキのいい演技を見せてくれる。ミュージカルの楽しさがここにある！という雰囲気が一杯♪惜しいのはストーリーラインが散漫なこと。色んなことに手を出しすぎてるので、もう少し焦点を絞って見せれば良かったのに、少し残念。俳優の一人にピピン（映画ロード・オブ・ザ・リング）みたいな子が居てちょっと惚れた(^^;;。ダンスもとても上手かったし～。しかし台詞が殆どなかった…(涙)。そしてプレイビルを観ても写真がないので名前が分からない(号泣)。

2003.12.21 リトル・ショップ・オブ・ホラーズ（Little Shop of Horrors）ヴァージニア劇場

作：ハワード・アシュマン
演出：Jerry Zaks
詞：ハワード・アシュマン
曲：アラン・メンケン出演：ハンター・フォスター，ケリー・バトラー，
ファレン・リッチー，ロブ・バートレット　他 ★★☆

ダクラス・シルズが出てなかった(涙)。代役の人もなかなか良かったけれど、でもキレキレで面白い役だからやっぱりダグラス・シルズで観たかったわ(泣)。ハンター・フォスターはハマリ役。弱々しい役を線が細くならずに上手に演じてる。ブレスがちょっと気になるけれど、歌は上手い。ケリー・バトラーはネジの緩んだほんわかした感じが可愛い。歌も相変わらずパンチがあって良かったです。

2003.12.21 ヴァイオレット・アワー（The Violet Hour）ビルトモア劇場

作：リチャード・グリーンバーグ
演出：Evan Yionoulis 出演：ロバート・ショーン・レナード，スコット・フォーリー，マリオ・カントーネ，ダグマラ・ドミンチュク，ロビン・マイルス ★★★

この日が楽日。役者の演技はこちらの方が気合いが乗ってて良かった。終演後のマリオ・カントーネのミニコメディショーも楽しかった(^^)。

2003.12.20 管理人（The Caretaker）アメリカン・エアライン劇場

作：ハロルド・ピンター
演出：出演：パトリック・スチュワート，カイル・マクラクラン，エイダン・ギレン ★★★★☆

NYに行く２日前に観に行くことを決め、更に開演１分前にチケットを買ったという綱渡り状態だったこの作品。最大の目的はエイダン・ギレンだったのですが、噂に違わぬ凄い芝居を見せてくれました。パトもカイルもとても良くて、素晴らしいアンサンブル演技を堪能。

2003.12.19 ボーイ・フロム・オズ（The Boy from OZ）インペリアル劇場

作：マーティン・シャーマン
演出：フィリップ・ウィリアム・マッキンリー
詞・曲：ピーター・アレン他出演：ヒュー・ジャックマン，ステファニー・J・ブロック，イザベル・キーティング，
ジャロッド・エミック，ベス・ファウラー他 ★★★

ヒューのヒューによるヒューの為のミュージカル。ピーター・アレンの生涯をヒューが狂言回し的な役割も担いながら全編に渡って歌い踊る作品。ヒューは舞台にほぼ出ずっぱりで熱演してます。歌も上手く、客いじりしたりして楽しませることを知ってる人だ。作品自体はストーリーが薄いという評判通りな印象(^^;;。オーストラリアでの初演からどの辺りが改変されたのか知りたい。アレンの人生はとてもドラマチックなものなので、ヒューに語りをさせず、恋人だったジャロッド・イミックにさせた方がアレンの人生が際立つのではないかと思ってしまう。どの役者も好演しているだけに勿体無い。★１個はヒューに♪

2003.12.18 ヴァイオレット・アワー（The Violet Hour）ビルトモア劇場

作：リチャード・グリーンバーグ
演出：Evan Yionoulis 出演：ロバート・ショーン・レナード，スコット・フォーリー，マリオ・カントーネ，ダグマラ・ドミンチュク，ロビン・マイルス ★★☆

色々批評を読んで心配していたのですが、それ程悪くないと思いました。役者もアンダーから上がったロビン・マイルスは弱さを感じたけれど、他の４人は悪くない。ロバートは相変わらず丁寧に芝居してました。

2003.12.17 ヘンリー四世（HenryⅣ）ヴィヴィアン・バーモント劇場

作：ウィリアム・シェイクスピア
演出：ジャック・オブライエン出演：リチャード・イーストン，マイケル・ヘイデン，ケヴィン・クライン，イーサン・ホーク，オードラ・マクドナルド他 ★★★

１部と２部を一度に上演するタイトなヘンリー四世。３幕に分かれていて、１，２幕が第１部、３幕が第２部で休憩入れて３時間50分。演出にスピード感があり、とても分かりやすく丁寧な舞台。木造りっぽい舞台セットで上に抜けていく階段を付けたりと空間を上手く使っていて美しく、戦闘場面も松明や大きな旗（舞台の床にはめ込んである）を使って迫力があった。
役者ではタイトルロールを演じたイーストンさんが政治的苦悩や息子の心配など、丁寧な演技から色んな想いが読みとれて上手い。ハルのマイケル・ヘイデンは直前（でもなかったか…）にビリー・クラダップから交代したにも関わらず好演。放蕩息子っぷりがもう少しあっても良かったけれど、皇太子であることを自覚した辺りからの演技は自信に溢れていて活力があって、真っ直ぐ前を見て歩く姿が凛々しかった。フォルスタッフのケヴィン・クラインは程々のダメっぷり。もう少しハジけても良かったと思うけれど、周りとのバランスを考えたのか、演出家の意図なのか。ホットスパーのイーサンは坊主頭にしてキレキレな演技を見せてくれる。少しセリフに流され気味なところもあったけれど力強い演技。意外…と言うと失礼かもしれないけれど、発声もとてもしっかりしてた。声と言えば、マイケル・ヘイデンだけがブランクヴァースだったのですが、耳に心地良かったけれど周りとの関係で何となく違和感が残りました。イーストンさんも話せるはずなので演出意図なのかな。

ラスト、見捨てられたと涙するフォルスタッフを、クルッと背を向ける瞬間チラッと見るハルが哀愁を誘う。教会で祈るハルと、その同じカネの音を哀しげに聞くフォルスタッフで幕。

2003.12.17 ユーリンタウン（URINETOWN the musical）ヘンリー・ミラー劇場

作：グレッグ・コティス
演出：ジョン・ランド
詞・曲：マーク・ホールマン出演：ジェフ・マッカーシー，カロリー・カーメロ，
スペンサー・ケイデン，ルーサー・クリーク ★★★☆

オフからオンに上がって好評だったこの作品。周辺地区の再開発の為にクローズになったという話しもあるけれど、これだけの作品を勿体無い。ツアー版が回るという噂もあるので、日本にも来て欲しいな。笑いのツボのセリフが聞き取れなくて…(涙)。それってこのミュージカルの楽しさを半分くらい損してる感じ。
自由を勝ち取るがその先には、、、というシリアスな内容を、ふざけたタイトルと皮肉をふんだんに散りばめた会話、そしてミュージカルのパロディで笑い飛ばしてみせる。その対局にあるのが美しくバラエティに富んだ音楽。「これはミュージカルなんだ」と狂言回しの警察官に連呼させるのが、このミュージカル製作者の皮肉を込めた骨太な想いを感じさせる。

2003.12.16 ムーヴィン・アウト（Movin' Out）リチャード・ロジャース劇場

振付：トワイラ・サーブ出演：ジョン・セルヤ，エリザベス・パーキンソン，
アシュリー・タトル，コービン・ポップ，
スコット・ワイズ，
ボーカル・ピアノ：マイケル・カヴァナー ★★★

キース・ロバーツが出てなかった(号泣)。でもダンスが本当に見事！テクニックが如実に出る踊りが多いし、バランスとるのが難しそうなリフトがとても多い。でもその分、迫力満点。ABT所属のアシュリー･タトルは身体の線がしっかりしている中で、モダンの楽しい振りが綺麗に決まってる。

2003.11.28 ニュルンベルク裁判紀伊國屋サザンシアター

作：アビー・マン
演出：鵜山仁　出演：中嶋しゅう，鈴木瑞穂，今井朋彦他 ★★★

とても難しい芝居。観る方にも演じる方にも体力を要する作品だと思うのです。演出が地味だけれど手堅く、丁寧に作っているのが好感持てます。役者も健闘。中嶋しゅうの穏やかな中に見せる強さが光る。今井さんの説得力ある台詞回しも印象的。

2003.07.28 スリー・デイズ・オブ・レイン俳優座劇場

作：リチャード・グリーンバーグ
演出：鵜山仁出演：高橋和也，神野三鈴，浅野雅博 ★★★

グリーンバーグの脚本ってやっぱり好きかも。観ていて飽きさせないし上手いなあと思わせるだけの勢いと力がある。建築家の父を持つ姉弟。その父の友人で仕事仲間だった人を父親に持つ姉弟の友人。父の遺産を受け継ぐために集まった３人を描く前半と、その親の世代を描く後半。３人の役者が２世代を演じ分けます。前半に多くの謎を残して後半それを解いていくという構成が面白いし、その作り方が見事。畳み掛けるように話しを繋いでいく前半と、ゆったりした雰囲気を作った後半の対比も面白い。演出もその辺りの緩急の付け方は上手いと思ったけれど、２幕目は役者の力量が問われる所でしょう。ここはもう少し工夫が必要だった気もする。
そして見事に紡がれた脚本に比べて役者の弱さが目立ってしまったのは残念。時々台詞を自分のものにしていないのが感じ取れてしまって、その辺りはとても気になりました。もう少し稽古時間があれば違ったのかもしれませんが（どれくらいあったのかは分からないけれど…）、折角の脚本が勿体無い。モノローグは少し単調な所もあったけれど、なかなかいい感じでした。しかしグリーンバーグはモノローグ好きですな。
しかし最後の台詞（若い頃の建築家）はいらないじゃないかなあ。そこまでの流れで十分分かるのに、念押ししなくてもって思ってしまう。折角の余韻がなくなってしまって勿体ない。

2003.07.24 kitty　【ファントマ】シアター・サンモール

作・演出：伊藤えん魔出演：美津乃あわ，浅野彰一，保村大和，伊藤えん魔他 ★★★☆

ファントマの作品の中では『えん魔版ハムレット』に次いで好きな作品になるかも。えん魔さんの描き出す世界観がシンプルだけどストレートに伝わってきます。現在＜いま＞を伝える作品だし、普遍的なテーマも持っている。ギャグは押さえ気味でストーリーを損なうようなものも殆ど無い。でも小ネタが一杯あってちゃんと笑わせてくれる。そしてそれと同じくらい泣かせてもくれる。ファントマ、、、というより、えん魔さんはどこへ向かっていくのだろう。でも次はギャグ満載の楽しい作品になりそうな気もする(笑)。そんなファントマも大好き！
役者では久々の大和さんが、あまりにも、あまりにも、あまりにも格好良すぎる～！雑種の忠犬ツェッペリン。いい台詞も沢山貰ってるし引き際も鮮やか。ステキすぎ♪

2003.06.28 ヘアスプレイ（Hairspray）ニール・サイモン劇場

原案：ジョン・ウォーターズ
演出：ジャック・オブライエン出演：メリッサ・ジャレット・ウィノカー，ハーヴィー・ファイアスティーン他 ★★★☆

今最も勢いのあるミュージカルは間違いなくこの作品でしょう。元気が有り余ってるような(笑)舞台上のテンションの高さに圧倒されます。このミュージカルを一段高い位置で見せているのが、歌と踊りのクオリティの高さ。分かりやすい物語にレトロな音を乗せて、作品に品のよさを与えている気がします。ハーヴィー・ファイアスティーンのド派手なママ振りと合わせて必見です。

2003.06.28 ライターズ・ブロック（Writer's Block）アトランティック劇場

作・演出：ウッディ・アレン出演：ポール・レイザー，スキップ・サダス，ビビ・ニューワース他 ★★★

舞台を手掛けるのが初めてと聞くと意外に感じるウッディ・アレン。でもその手腕はやはり一品。２本立ての芝居にした意図はイマイチ分からないけれど、１本目のクオリティの高さは流石と思わせます。ホームレスと脚本家とその愛人の３人芝居。殆どを前者二人で展開する物語は、笑いに溢れていてとても分かり易い分、役者の役作りと演出の楽しさを堪能できる芝居。浮浪者を演じるスキップ・サダスが良い芝居を見せてます。脚本家ジムがアレンっぽくて笑える。

2003.06.27 夜への長い旅路（Long Day's Journey Into Night）プリマス劇場

作：ユージン・オニール
演出：ロバート・フォールズ出演：ブライアン・デネヒー，ヴァネッサ・レッドグレイヴ，フィリップ・シーモア・ホフマン，
ロバート・ショーン・レナード，フィアナ・トイビン ★★★★

ようやくロバートを観られた(感涙)。感想は別ページで。

2003.06.26 Nine（ナイン）ユージン・オニール劇場

演出：デヴィッド・ルヴォー出演：アントニオ・バンデラス，メアリー・スチュワート・マスターソン，
ジェーン・クラコウスキー，チタ・リヴェラ他 ★★★

映画『8 1/2』の舞台版。ブロードウェイデビューのバンデラスは歌も上手いし、ユーモアのセンスも合ってとても魅力的に主人公グイドを演じています。嫁役のマスターソンも声の良さも手伝って歌もそつなくこなしてる。舞台に帰ってきたクラコウスキーが非常に魅力的に愛人の一人を演じています。天井からシーツ一枚で降りてきてグイドの前で歌い踊り、また天井に戻っていく場面は圧巻。ここは嫁の前で電話で愛人と話すという場面なのですが、このシーツが電話線のようにも見えてルヴォーの演出の見事さにも唸りました。そのルヴォーの演出は、艶っぽく洗練されていて観ていて眼に楽しい。水を使った演出も効果的でした。

2003.06.25 テイク・ミー・アウト（Take Me Out）ウォルター・カー劇場

作：リチャード・グリーンバーグ
演出：ジョー・モンテロ出演：ダニエル・サンジャタ，フレデリック・ウェラー，デニス・オヘア，
ニール・ハフ他 ★★★

ワクワクするような脚本。大リーグを舞台にセクシャリティ問題、人種問題を絡めて大きな物語として構築していく。物語展開に豊かな広がりを感じさせる作品でした。その反面、キャラクターの書き込みが少し薄いかなと感じてしまったのは我ながら不思議なのだけど、これはちゃんと英語が分かってなかったからかもしれない(涙)。戯曲が出版されたら読んでみたい。
役者は大健闘。ゲイであることを公表するスター選手を演じるサンジャタが、すんなり役に入り込んでいていい。狂言回し的な役割を担うニール・ハフの爽やかな立ち姿も魅力的。トニー賞助演男優賞のデニス・オヘアは役得ではあるけれど、モノローグでの楽しさは絶品でした。私の観た回は最後の最後で客席で携帯が鳴って、しかもなかなか音を消さなかったので客席がザワザワしていたのですが、そこで「僕の携帯じゃないよ」とばかりにアドリブを入れたのがデニス・オヘアでした。機転の利かし方も良い。

2003.06.24 夜への長い旅路（Long Day's Journey Into Night）プリマス劇場

作：ユージン・オニール
演出：ロバート・フォールズ出演：ブライアン・デネヒー，ヴァネッサ・レッドグレイヴ，フィリップ・シーモア・ホフマン，
マイケル・デンプシー，フィアナ・トイビン ★★★☆

エドマンド役が代役だった…(号泣)。でもロバートがどんな風に演じているかが容易に想像できるくらい容姿が似てた。濃い家族の中で唯一受身な役なので、役作りが平板だと印象が薄くなってしまう。ロバートがどんな風に演じているのだろうかと少し不安になるくらい薄かった…。杞憂に終わったけど。

2003.06.23 ジプシー（Gypsy）シューバート劇場

演出：サム・メンデス出演：バーナデット・ピータース，タミー・ブランチャード他 ★★

ゴメン、サム。眠かったよ…。二幕目はあんまり意識なかった(^^;;。

2003.06.22 safe ホセ・クインテロ劇場

作・演出：アンソニー・ルイヴィヴァー出演：コビー・ベル，ジェイソン・ワイルズ他 ★★☆

ＴＶドラマ『サードウォッチ』組が多く関わったこの作品。叫び、殴りあい、小ネタギャグで笑わせる。小さな空間ならではの密度の濃い物語展開は、洗練さは無いけれどテンションの高さと魅力的なキャストで楽しめました。

2003.06.22 ラ・ボエーム（La Boheme）ブロードウェイ劇場

音楽：プッチーニ／演出：バズ・ラーマン出演：アルフレッド・ボエ，ジャナ・バーネット，
ベン・デイヴィス，クロエ・ライト他 ★★★☆

バズ節が随所に見える作品。『ムーラン・ルージュ』はこの作品の映画版だったのだな。手動でセットを動かしたり、幕間でスタッフがセットを作るところを見せるあたりもこだわりなのか。二幕目のカフェの場面が圧巻。メインキャストと関係ない所での細かい演出が楽しい。目が一杯必要だったわ(^^;;。キャストではロドルフォ役ボエの美しいテノールが耳に心地いい。

2003.06.04 エレファント・バニッシュ世田谷パブリックシアター

原作：村上春樹
演出：サイモン・マクバーニー出演：吹越満，高泉淳子，堺雅人他 ★★★

マクバーニーは相変わらず見せ方が楽しい。日本の役者も本当に頑張ってついていってる。吹越さんが飄々とした芝居で良かった。

2003.03.06 スワン・レイク
【アドベンチャーズ・イン・モーションピクチャーズ】オーチャードホール

演出：マシュー・ボーン出演：アダム・クーパー，ベン・ライト他 ★★★★

この日は前から８列目。念願のアダムの白鳥を、最初から最後まで十二分に堪能しました。黒鳥の場面がなんと格好よいこと！そして二幕目の公園のシーンが涙が出そうなほど美しかった。ここの場面がこんなに胸にグットくるとはDVDで観ている時には思いもしなかったです。

2003.03.01 スワン・レイク
【アドベンチャーズ・イン・モーションピクチャーズ】オーチャードホール

演出：マシュー・ボーン出演：アダム・クーパー，ベン・ライト他 ★★★★

１Ｆ席の後方からの観劇だったのですが、群舞の美しさを堪能。

2003.02.16 幕末狂刀伝　【ファントマ】シアター・サンモール

作・演出：伊藤えん魔出演：浅野彰一，美津乃あわ，伊藤えん魔他 ★★☆

伊蔵役の浅野さんが文句なく格好良い！客演の末満さんも久々に観たけど、いい役者になってる。しかし実在の人物の名前が多く出てくるのが少し混乱するかな。もう少しスッキリさせたほうが良かったかも。

2003.12.22	フェーム（Fame on 42nd Street）	リトル・シューバート劇場
作：ホセ・フェルナンデス演出：ドリュー・スコット・ハリス詞： Jacques Levy 曲：Steven Margoshes	出演：Jenna Coker，Emily Corney Shakiem Evans，Christopher J. Hank 他	★★☆
今回観た中では一番好きなタイプのミュージカルだった。歌、踊りともふんだんに盛り込まれ、若い俳優たちがイキのいい演技を見せてくれる。ミュージカルの楽しさがここにある！という雰囲気が一杯♪惜しいのはストーリーラインが散漫なこと。色んなことに手を出しすぎてるので、もう少し焦点を絞って見せれば良かったのに、少し残念。俳優の一人にピピン（映画ロード・オブ・ザ・リング）みたいな子が居てちょっと惚れた(^^;;。ダンスもとても上手かったし～。しかし台詞が殆どなかった…(涙)。そしてプレイビルを観ても写真がないので名前が分からない(号泣)。
2003.12.21	リトル・ショップ・オブ・ホラーズ（Little Shop of Horrors）	ヴァージニア劇場
作：ハワード・アシュマン演出：Jerry Zaks 詞：ハワード・アシュマン曲：アラン・メンケン	出演：ハンター・フォスター，ケリー・バトラー，ファレン・リッチー，ロブ・バートレット　他	★★☆
ダクラス・シルズが出てなかった(涙)。代役の人もなかなか良かったけれど、でもキレキレで面白い役だからやっぱりダグラス・シルズで観たかったわ(泣)。ハンター・フォスターはハマリ役。弱々しい役を線が細くならずに上手に演じてる。ブレスがちょっと気になるけれど、歌は上手い。ケリー・バトラーはネジの緩んだほんわかした感じが可愛い。歌も相変わらずパンチがあって良かったです。
2003.12.21	ヴァイオレット・アワー（The Violet Hour）	ビルトモア劇場
作：リチャード・グリーンバーグ演出：Evan Yionoulis	出演：ロバート・ショーン・レナード，スコット・フォーリー，マリオ・カントーネ，ダグマラ・ドミンチュク，ロビン・マイルス	★★★
この日が楽日。役者の演技はこちらの方が気合いが乗ってて良かった。終演後のマリオ・カントーネのミニコメディショーも楽しかった(^^)。
2003.12.20	管理人（The Caretaker）	アメリカン・エアライン劇場
作：ハロルド・ピンター演出：	出演：パトリック・スチュワート，カイル・マクラクラン，エイダン・ギレン	★★★★☆
NYに行く２日前に観に行くことを決め、更に開演１分前にチケットを買ったという綱渡り状態だったこの作品。最大の目的はエイダン・ギレンだったのですが、噂に違わぬ凄い芝居を見せてくれました。パトもカイルもとても良くて、素晴らしいアンサンブル演技を堪能。
2003.12.19	ボーイ・フロム・オズ（The Boy from OZ）	インペリアル劇場
作：マーティン・シャーマン演出：フィリップ・ウィリアム・マッキンリー詞・曲：ピーター・アレン他	出演：ヒュー・ジャックマン，ステファニー・J・ブロック，イザベル・キーティング，ジャロッド・エミック，ベス・ファウラー他	★★★
ヒューのヒューによるヒューの為のミュージカル。ピーター・アレンの生涯をヒューが狂言回し的な役割も担いながら全編に渡って歌い踊る作品。ヒューは舞台にほぼ出ずっぱりで熱演してます。歌も上手く、客いじりしたりして楽しませることを知ってる人だ。作品自体はストーリーが薄いという評判通りな印象(^^;;。オーストラリアでの初演からどの辺りが改変されたのか知りたい。アレンの人生はとてもドラマチックなものなので、ヒューに語りをさせず、恋人だったジャロッド・イミックにさせた方がアレンの人生が際立つのではないかと思ってしまう。どの役者も好演しているだけに勿体無い。★１個はヒューに♪
2003.12.18	ヴァイオレット・アワー（The Violet Hour）	ビルトモア劇場
作：リチャード・グリーンバーグ演出：Evan Yionoulis	出演：ロバート・ショーン・レナード，スコット・フォーリー，マリオ・カントーネ，ダグマラ・ドミンチュク，ロビン・マイルス	★★☆
色々批評を読んで心配していたのですが、それ程悪くないと思いました。役者もアンダーから上がったロビン・マイルスは弱さを感じたけれど、他の４人は悪くない。ロバートは相変わらず丁寧に芝居してました。
2003.12.17	ヘンリー四世（HenryⅣ）	ヴィヴィアン・バーモント劇場
作：ウィリアム・シェイクスピア演出：ジャック・オブライエン	出演：リチャード・イーストン，マイケル・ヘイデン，ケヴィン・クライン，イーサン・ホーク，オードラ・マクドナルド他	★★★
１部と２部を一度に上演するタイトなヘンリー四世。３幕に分かれていて、１，２幕が第１部、３幕が第２部で休憩入れて３時間50分。演出にスピード感があり、とても分かりやすく丁寧な舞台。木造りっぽい舞台セットで上に抜けていく階段を付けたりと空間を上手く使っていて美しく、戦闘場面も松明や大きな旗（舞台の床にはめ込んである）を使って迫力があった。役者ではタイトルロールを演じたイーストンさんが政治的苦悩や息子の心配など、丁寧な演技から色んな想いが読みとれて上手い。ハルのマイケル・ヘイデンは直前（でもなかったか…）にビリー・クラダップから交代したにも関わらず好演。放蕩息子っぷりがもう少しあっても良かったけれど、皇太子であることを自覚した辺りからの演技は自信に溢れていて活力があって、真っ直ぐ前を見て歩く姿が凛々しかった。フォルスタッフのケヴィン・クラインは程々のダメっぷり。もう少しハジけても良かったと思うけれど、周りとのバランスを考えたのか、演出家の意図なのか。ホットスパーのイーサンは坊主頭にしてキレキレな演技を見せてくれる。少しセリフに流され気味なところもあったけれど力強い演技。意外…と言うと失礼かもしれないけれど、発声もとてもしっかりしてた。声と言えば、マイケル・ヘイデンだけがブランクヴァースだったのですが、耳に心地良かったけれど周りとの関係で何となく違和感が残りました。イーストンさんも話せるはずなので演出意図なのかな。ラスト、見捨てられたと涙するフォルスタッフを、クルッと背を向ける瞬間チラッと見るハルが哀愁を誘う。教会で祈るハルと、その同じカネの音を哀しげに聞くフォルスタッフで幕。
2003.12.17	ユーリンタウン（URINETOWN the musical）	ヘンリー・ミラー劇場
作：グレッグ・コティス演出：ジョン・ランド詞・曲：マーク・ホールマン	出演：ジェフ・マッカーシー，カロリー・カーメロ，スペンサー・ケイデン，ルーサー・クリーク	★★★☆
オフからオンに上がって好評だったこの作品。周辺地区の再開発の為にクローズになったという話しもあるけれど、これだけの作品を勿体無い。ツアー版が回るという噂もあるので、日本にも来て欲しいな。笑いのツボのセリフが聞き取れなくて…(涙)。それってこのミュージカルの楽しさを半分くらい損してる感じ。自由を勝ち取るがその先には、、、というシリアスな内容を、ふざけたタイトルと皮肉をふんだんに散りばめた会話、そしてミュージカルのパロディで笑い飛ばしてみせる。その対局にあるのが美しくバラエティに富んだ音楽。「これはミュージカルなんだ」と狂言回しの警察官に連呼させるのが、このミュージカル製作者の皮肉を込めた骨太な想いを感じさせる。
2003.12.16	ムーヴィン・アウト（Movin' Out）	リチャード・ロジャース劇場
振付：トワイラ・サーブ	出演：ジョン・セルヤ，エリザベス・パーキンソン，アシュリー・タトル，コービン・ポップ，スコット・ワイズ，ボーカル・ピアノ：マイケル・カヴァナー	★★★
キース・ロバーツが出てなかった(号泣)。でもダンスが本当に見事！テクニックが如実に出る踊りが多いし、バランスとるのが難しそうなリフトがとても多い。でもその分、迫力満点。ABT所属のアシュリー･タトルは身体の線がしっかりしている中で、モダンの楽しい振りが綺麗に決まってる。

2003.11.28	ニュルンベルク裁判	紀伊國屋サザンシアター
作：アビー・マン演出：鵜山仁	出演：中嶋しゅう，鈴木瑞穂，今井朋彦他	★★★
とても難しい芝居。観る方にも演じる方にも体力を要する作品だと思うのです。演出が地味だけれど手堅く、丁寧に作っているのが好感持てます。役者も健闘。中嶋しゅうの穏やかな中に見せる強さが光る。今井さんの説得力ある台詞回しも印象的。

2003.07.28	スリー・デイズ・オブ・レイン	俳優座劇場
作：リチャード・グリーンバーグ演出：鵜山仁	出演：高橋和也，神野三鈴，浅野雅博	★★★
グリーンバーグの脚本ってやっぱり好きかも。観ていて飽きさせないし上手いなあと思わせるだけの勢いと力がある。建築家の父を持つ姉弟。その父の友人で仕事仲間だった人を父親に持つ姉弟の友人。父の遺産を受け継ぐために集まった３人を描く前半と、その親の世代を描く後半。３人の役者が２世代を演じ分けます。前半に多くの謎を残して後半それを解いていくという構成が面白いし、その作り方が見事。畳み掛けるように話しを繋いでいく前半と、ゆったりした雰囲気を作った後半の対比も面白い。演出もその辺りの緩急の付け方は上手いと思ったけれど、２幕目は役者の力量が問われる所でしょう。ここはもう少し工夫が必要だった気もする。そして見事に紡がれた脚本に比べて役者の弱さが目立ってしまったのは残念。時々台詞を自分のものにしていないのが感じ取れてしまって、その辺りはとても気になりました。もう少し稽古時間があれば違ったのかもしれませんが（どれくらいあったのかは分からないけれど…）、折角の脚本が勿体無い。モノローグは少し単調な所もあったけれど、なかなかいい感じでした。しかしグリーンバーグはモノローグ好きですな。しかし最後の台詞（若い頃の建築家）はいらないじゃないかなあ。そこまでの流れで十分分かるのに、念押ししなくてもって思ってしまう。折角の余韻がなくなってしまって勿体ない。
2003.07.24	kitty　【ファントマ】	シアター・サンモール
作・演出：伊藤えん魔	出演：美津乃あわ，浅野彰一，保村大和，伊藤えん魔他	★★★☆
ファントマの作品の中では『えん魔版ハムレット』に次いで好きな作品になるかも。えん魔さんの描き出す世界観がシンプルだけどストレートに伝わってきます。現在＜いま＞を伝える作品だし、普遍的なテーマも持っている。ギャグは押さえ気味でストーリーを損なうようなものも殆ど無い。でも小ネタが一杯あってちゃんと笑わせてくれる。そしてそれと同じくらい泣かせてもくれる。ファントマ、、、というより、えん魔さんはどこへ向かっていくのだろう。でも次はギャグ満載の楽しい作品になりそうな気もする(笑)。そんなファントマも大好き！役者では久々の大和さんが、あまりにも、あまりにも、あまりにも格好良すぎる～！雑種の忠犬ツェッペリン。いい台詞も沢山貰ってるし引き際も鮮やか。ステキすぎ♪

2003.06.28	ヘアスプレイ（Hairspray）	ニール・サイモン劇場
原案：ジョン・ウォーターズ演出：ジャック・オブライエン	出演：メリッサ・ジャレット・ウィノカー，ハーヴィー・ファイアスティーン他	★★★☆
今最も勢いのあるミュージカルは間違いなくこの作品でしょう。元気が有り余ってるような(笑)舞台上のテンションの高さに圧倒されます。このミュージカルを一段高い位置で見せているのが、歌と踊りのクオリティの高さ。分かりやすい物語にレトロな音を乗せて、作品に品のよさを与えている気がします。ハーヴィー・ファイアスティーンのド派手なママ振りと合わせて必見です。
2003.06.28	ライターズ・ブロック（Writer's Block）	アトランティック劇場
作・演出：ウッディ・アレン	出演：ポール・レイザー，スキップ・サダス，ビビ・ニューワース他	★★★
舞台を手掛けるのが初めてと聞くと意外に感じるウッディ・アレン。でもその手腕はやはり一品。２本立ての芝居にした意図はイマイチ分からないけれど、１本目のクオリティの高さは流石と思わせます。ホームレスと脚本家とその愛人の３人芝居。殆どを前者二人で展開する物語は、笑いに溢れていてとても分かり易い分、役者の役作りと演出の楽しさを堪能できる芝居。浮浪者を演じるスキップ・サダスが良い芝居を見せてます。脚本家ジムがアレンっぽくて笑える。
2003.06.27	夜への長い旅路（Long Day's Journey Into Night）	プリマス劇場
作：ユージン・オニール演出：ロバート・フォールズ	出演：ブライアン・デネヒー，ヴァネッサ・レッドグレイヴ，フィリップ・シーモア・ホフマン，ロバート・ショーン・レナード，フィアナ・トイビン	★★★★
ようやくロバートを観られた(感涙)。感想は別ページで。
2003.06.26	Nine（ナイン）	ユージン・オニール劇場
演出：デヴィッド・ルヴォー	出演：アントニオ・バンデラス，メアリー・スチュワート・マスターソン，ジェーン・クラコウスキー，チタ・リヴェラ他	★★★
映画『8 1/2』の舞台版。ブロードウェイデビューのバンデラスは歌も上手いし、ユーモアのセンスも合ってとても魅力的に主人公グイドを演じています。嫁役のマスターソンも声の良さも手伝って歌もそつなくこなしてる。舞台に帰ってきたクラコウスキーが非常に魅力的に愛人の一人を演じています。天井からシーツ一枚で降りてきてグイドの前で歌い踊り、また天井に戻っていく場面は圧巻。ここは嫁の前で電話で愛人と話すという場面なのですが、このシーツが電話線のようにも見えてルヴォーの演出の見事さにも唸りました。そのルヴォーの演出は、艶っぽく洗練されていて観ていて眼に楽しい。水を使った演出も効果的でした。
2003.06.25	テイク・ミー・アウト（Take Me Out）	ウォルター・カー劇場
作：リチャード・グリーンバーグ演出：ジョー・モンテロ	出演：ダニエル・サンジャタ，フレデリック・ウェラー，デニス・オヘア，ニール・ハフ他	★★★
ワクワクするような脚本。大リーグを舞台にセクシャリティ問題、人種問題を絡めて大きな物語として構築していく。物語展開に豊かな広がりを感じさせる作品でした。その反面、キャラクターの書き込みが少し薄いかなと感じてしまったのは我ながら不思議なのだけど、これはちゃんと英語が分かってなかったからかもしれない(涙)。戯曲が出版されたら読んでみたい。役者は大健闘。ゲイであることを公表するスター選手を演じるサンジャタが、すんなり役に入り込んでいていい。狂言回し的な役割を担うニール・ハフの爽やかな立ち姿も魅力的。トニー賞助演男優賞のデニス・オヘアは役得ではあるけれど、モノローグでの楽しさは絶品でした。私の観た回は最後の最後で客席で携帯が鳴って、しかもなかなか音を消さなかったので客席がザワザワしていたのですが、そこで「僕の携帯じゃないよ」とばかりにアドリブを入れたのがデニス・オヘアでした。機転の利かし方も良い。
2003.06.24	夜への長い旅路（Long Day's Journey Into Night）	プリマス劇場
作：ユージン・オニール演出：ロバート・フォールズ	出演：ブライアン・デネヒー，ヴァネッサ・レッドグレイヴ，フィリップ・シーモア・ホフマン，マイケル・デンプシー，フィアナ・トイビン	★★★☆
エドマンド役が代役だった…(号泣)。でもロバートがどんな風に演じているかが容易に想像できるくらい容姿が似てた。濃い家族の中で唯一受身な役なので、役作りが平板だと印象が薄くなってしまう。ロバートがどんな風に演じているのだろうかと少し不安になるくらい薄かった…。杞憂に終わったけど。
2003.06.23	ジプシー（Gypsy）	シューバート劇場
演出：サム・メンデス	出演：バーナデット・ピータース，タミー・ブランチャード他	★★
ゴメン、サム。眠かったよ…。二幕目はあんまり意識なかった(^^;;。
2003.06.22	safe	ホセ・クインテロ劇場
作・演出：アンソニー・ルイヴィヴァー	出演：コビー・ベル，ジェイソン・ワイルズ他	★★☆
ＴＶドラマ『サードウォッチ』組が多く関わったこの作品。叫び、殴りあい、小ネタギャグで笑わせる。小さな空間ならではの密度の濃い物語展開は、洗練さは無いけれどテンションの高さと魅力的なキャストで楽しめました。
2003.06.22	ラ・ボエーム（La Boheme）	ブロードウェイ劇場
音楽：プッチーニ／演出：バズ・ラーマン	出演：アルフレッド・ボエ，ジャナ・バーネット，ベン・デイヴィス，クロエ・ライト他	★★★☆
バズ節が随所に見える作品。『ムーラン・ルージュ』はこの作品の映画版だったのだな。手動でセットを動かしたり、幕間でスタッフがセットを作るところを見せるあたりもこだわりなのか。二幕目のカフェの場面が圧巻。メインキャストと関係ない所での細かい演出が楽しい。目が一杯必要だったわ(^^;;。キャストではロドルフォ役ボエの美しいテノールが耳に心地いい。
2003.06.04	エレファント・バニッシュ	世田谷パブリックシアター
原作：村上春樹演出：サイモン・マクバーニー	出演：吹越満，高泉淳子，堺雅人他	★★★
マクバーニーは相変わらず見せ方が楽しい。日本の役者も本当に頑張ってついていってる。吹越さんが飄々とした芝居で良かった。

2003.03.06	スワン・レイク【アドベンチャーズ・イン・モーションピクチャーズ】	オーチャードホール
演出：マシュー・ボーン	出演：アダム・クーパー，ベン・ライト他	★★★★
この日は前から８列目。念願のアダムの白鳥を、最初から最後まで十二分に堪能しました。黒鳥の場面がなんと格好よいこと！そして二幕目の公園のシーンが涙が出そうなほど美しかった。ここの場面がこんなに胸にグットくるとはDVDで観ている時には思いもしなかったです。
2003.03.01	スワン・レイク【アドベンチャーズ・イン・モーションピクチャーズ】	オーチャードホール
演出：マシュー・ボーン	出演：アダム・クーパー，ベン・ライト他	★★★★
１Ｆ席の後方からの観劇だったのですが、群舞の美しさを堪能。

2003.02.16	幕末狂刀伝　【ファントマ】	シアター・サンモール
作・演出：伊藤えん魔	出演：浅野彰一，美津乃あわ，伊藤えん魔他	★★☆
伊蔵役の浅野さんが文句なく格好良い！客演の末満さんも久々に観たけど、いい役者になってる。しかし実在の人物の名前が多く出てくるのが少し混乱するかな。もう少しスッキリさせたほうが良かったかも。