第５セットに入って痛み止めが効いてきたのか、サーブ以外は打てるようになってきたギジェ。勿論、普段の半分も力は出せなかっただろうけど、必死でボールを追う姿に執念を感じました。対するガウディオも決して本調子じゃない。あれ程ラインぎりぎりに決まっていたフォアもバックもこの日は殆ど決まらなかった。スキのない選手だったら、第５セットはもっとあっさり取っていたでしょう。 赤土の神様は、今年もギジェに大きな試練を与えました(涙)。でも大丈夫、フェレーロも優勝するまでには沢山の試練があったのだから。本命であり勝ちたいと思う選手に、このクレーの女神はとても気まぐれだ。簡単に勝っちゃイカンってことなのかもしれない(泣笑)。でもいつかきっと、あのカップを掲げるギジェの姿を見られると信じてます。

ガウディオには心からおめでとう！家族に「愛してるよ！」とスピーチで涙ながらに言ったときは、もらい泣きしそうになりました(涙)。実は試合の殆どの時間帯、ガウディオを応援していた私…(大汗)。スペインリーグのスター集団レアルをギジェに、地味だけれど攻守に安定感のあるバレンシアを自分に置き換えて話していたというガウディオ。今年レアルはシーズン通して優勝圏内にいながら、最後に崩壊してタイトルを獲れなかった。ずっと頂点を狙える位置にいたバレンシアは、バランス良くシーズン後半を戦ってタイトルを獲った。そして私はバレンシアのファンなのだった。

準決勝
ガストン・ガウディオ 6-3,7-6(5),6-0 ダヴィド・ナルバンディアン
第２セットで1-5になった時は、長い試合になるなと思ったのに、そこからガウディオの驚異の追い上げ。ダビが少し気持ちを落としたこともあるかもしれないけれど、見事な粘りでした。あのバックにフォアの強打があって、サーブがもう少し良かったら凄い選手になるかもしれないのに。２年前とフォームを変えたところがないから、変える気ないのかな。何だか、もの凄く打ちづらそうなフォームなんだけど。

コリア 3-6,6-4,6-0,7-5 ティム・ヘンマン（英）
今大会初めてセットを奪われたのが、ヘンマンというのが何とも…。しかしヘンマンは今シーズン、ホント良いテニスしてます。バックは元々良かったけれど、フォアがあんなに強打出来るなんて思ってなかった。それでもうち勝ってしまうギジェ。第４セット、再逆転出来る精神力があるのが凄い。強すぎるわ。

準々決勝
ヒューイット 6-3,6-2,6-2 ガストン・ガウディオ（アルゼンチン）
ガウディオってこんなにエラーの少ない選手でしたっけ。いやー、それくらい素晴らしく強いテニスしてた。去年は調子を落とし気味だったガウディオですが、今年は一昨年くらいに戻ってるかも。ヒューはあっさり負けてしまいました〜(涙)。でもこの試合ではかなり打ってましたねー。久々に強く打つヒューを見たわ。でも最近負け方がフェレーロに似てきた気がする(^^;;。

コリア 7-5,7-6(3),6-3 カルロス・モヤ（スペイン）
事実上の決勝戦とも言われたこの対戦。意外や３セットでギジェが勝ちましたが、競ってるのがよくわかるスコア。第２セットはどちらに転ぶかまるで分からない展開だった。でもリスクを犯さないと勝てないと思ってしまったモヤより、気持ち的に優位に試合を進めていたのはギジェ。あの精神力の逞しさは本当に凄いわ。

４回戦
サフィン 5-7, 4-6,7-6,3-6 ダヴィド・ナルバンディアン
ここまでよく頑張った！…よね(涙)。チェアに戻るたびに手のマメを治療する姿を見てると、もう充分だぞーと思うけど、ここまでやるからには勝たせてあげたい！と思ってしまう。それでもあれだけのショットが打っていたのだから。でもやっぱり限界だったみたいですね。ウィンブルドンまでに治して出てくるのだぞー。今度は序盤はサクッと勝とうね(笑)。

フェリ 3-6,5-7,4-6 グスタボ・クエルテン(ブラジル)
かなり叩かれた模様(^^;; 。両頬張り手打ちって感じf^^;。ここまでよく頑張りました、ホント頑張った。でも後１回勝てばアナログ放送だったのに〜(号泣)。ううっ、そう言えばウィンブルドンの時も後１回勝てば〜！って叫んでた気が…(汗)。1stサーブが50％切ったのはきつかったかなあ。本人も認める調子のバロメーターだし、リズムが狂うのかもしれない。でもエラーが段々少なくなってきたのはいい感じかも。ウィナーも少ないがf^^;。全仏３回目の出場で初めて４回戦まで来たのも自信になったんじゃないかな。得意の(?)ウィンブルドンにこの調子を保って出てきて欲しいぞ。そして今度こそテレビ放送だー（そればっかり…(汗)）。

ヒューイット 7-5,6-2,7-6(6) サビエ・マリーセ(ベルギー)
とても見応えのある試合でした。ヒューイットのバックの打ち方は可愛くて好きだ(^^)。以前のように強いフォアの逆クロスがないのは物足りないけど、またこれを打てるようになると攻撃の幅も増えて良くなって行きそう。守りは相変わらず強いわ。ハンブルクでロジェに完敗したときは心配したけど、それでもクレーでここまで成績残せるようになってるというのは大きい。次のガウディオとの試合が楽しみだ(^^)。

コリア 6-0 ニコラス・エスクード(仏)
超省エネの４回戦。順調過ぎて厳しい戦いをしてないのがちょっと気になるかも。

３回戦
サフィン 6(4)-7,6-4,3-6,7-5,7-5 ポティート・スタラーチェ(伊)
第４セットでマッチポイントを握られながら、よく戻してきました。しかしサフィンの試合は怖くて正視できないわ(涙)。相変わらずエラーも大安売りだし(^^;;。でもこれだけ苦しんで勝ち上がってると、何かがあるかもと思わせます。体力的に厳しいけれど頑張れ〜！

フェリ 7-6(3),4-6,6-0,6-3 ヒョン・タク・リー(韓国)
エラーが相手より少ない！f^^;　しかも４セットで30本だなんて奇跡的だわ＞おひ。相変わらず見事なサーブを打ってるみたいだし、ああ、放送して欲しいわ〜。次はグーガと。TV放送あるけどデジタルだなんて哀しすぎ(号泣)。アナログ放送まで頑張るのだっ！

ヒューイット 6-2,3-6,4-6,6-2,6-1 マルティン・フェルケレク(蘭)
頑張った！1-2になってから頑張れるヒューは少し調子が戻ってきた感じかな。MSに続いてクレーでここまできたのも凄いぞ。

コリア 6-3,6-1,6-2 マリオ・アンチッチ(クロアチア)
完勝！相変わらず見事なテニスを見せてます。省エネのテニスで相手のエラーを誘うようなラリーは上手いと唸らされます。このままの調子で去年より上を狙って欲しいです。 ２回戦
フェレーロ 4-6,2-6,3-6 イゴール・アンドリエフ(露)
ふう〜(涙)。ボロボロの身体で勝ってとは言えないけれど、でも負けないで欲しかった(泣笑)。これまで全仏では驚きの好成績を残してきていたので１週目で負けてしまうのは哀しいけれど、しっかり身体を治してまた元気に来シーズン戻ってきて欲しいです。

サフィン 6-4,2-6,6-2,6(4)-7,11-9 フェリックス・マンティーリャ(スペイン)
エラー117本、ウィナー101本。凄すぎて何も言えない(^^;;。クレメンとサントロの試合でもエラーは100台に乗ってないのに。。。でもサフィンらしいと妙に納得してしまう自分が怖い(笑)。翌日再開後のサフィンは、めちゃくちゃ男前な攻撃的なテニスで格好良かったです。

フェリ 6(3)-7,6-3,6-4,6-4 カロル・クチェラ(スロバキア)
エラーが更に増えてます(^^;;。今回は71本(汗)。でもウィナーは50本。相変わらず…(以下自粛)。１回戦よりサーブは少し回復してるようです。入ると70％ポイント取れてるし。最初のゲームを大好きなタイブレ(爆)で落としてますが、その後よく立ち直りました。ずるずるいかなくなったのはエライぞ。次は韓国のヒョン・タク・リーと。テレビまで頑張るのだ！

ヒューイット 6-4,6-4,4-6,6-2 ユルゲン・メルツァー(オーストリア)
この試合はエラーが23本といつものヒューらしい安定した内容。クレーでどんな試合をしているのか、次は放送して欲しいなあ。

コリア 7-5,6-1,6-3 ファン・モナコ(アルゼンチン)
同胞相手に負けないギジェ伝説健在。相手がギジェより更に若いアルゼンチン選手ってことで、流石に層が厚いアルヘン勢。ギジェは少しエラーが多かったようですが、問題ないでしょう！

１回戦
ファン・カルロス・フェレーロ(スペイン) 3-6,6-4,6-4,6-2 トミー・ハース(独)
ハースがノーシードだなんて反則だわあ〜(涙)。フェレーロは去年に続いて怪我を抱えての大会入り。去年より遙かに体調が悪く、サーブも五分程度にしか打ててなかった(泣)。序盤はストロークも非常に浅く、ハースが面白いように左右に振っていて、フェレーロは返すのがやっとという状態。それでも赤土というのはフェレーロに力を与えてくれるものなのだろうか。いつも通り徐々にストロークが入りだして調子が出てきたみたいでした。第２、第３セットは詰めの甘いフェレーロでハラハラしたけれど、よく考えたらそれっていつも通りだ…(泣笑)。サーブを打つときに痛いということなので、それが最大の心配の種かな。あとはハードなこのドローでどこまで行けるのか。

マラト・サフィン(露) 5-7,6-1,4-1 オクスティン・カジェーリ(アルゼンチン)
カジェーリが第３セット途中でリタイア。難敵を破って好スタート。やっぱりサフィンがいないと男子は面白くない！このままガンガン乗っていって欲しいです。

フェリシアーノ・ロペス(スペイン) 5-7,6-4,6-4,6-4 ニコラス・ラペンティ(エクアドル)
ニコを相手に見事初戦突破！サーブがあまり入っていない状態でよく頑張りました〜。しかしエラーが61って…(大汗)。ウィナーは54ありますが。。。一か八かフォアをガンガン打ってたんでしょうねえ。観なくても想像出来てしまうのが怖いわ(笑)。でも今回こそテレビに映るのよっ！

レイトン・ヒューイット(豪) 6-0,7-6(5),4-6,6-1 アルマンド・ディ・パスカル(仏)
出入りの激しいテニスだ(汗)。エラーが44本と多いのが調子の乗れない原因かもしれないですね。それでも勝ってくるヒューは流石。クレーでどこまで行けるでしょう。

ギジェルモ・コリア(アルゼンチン) 6-4,6-2,6-0ニコライ・ダヴィデンコ(露)
スコアを見ても、スタッツを見ても完勝でしょう。腹痛や風邪を抱えての大会初日だけれど、何とか体調戻してきたかな。