| 2002年12月 | ||
| マクベス | オルベリー劇場 | |
| 原作：ウィリアム・シェイクスピア 演出：エドワード・ホール |
ショーン・ビーン， | ★★★ |
| 夜はあなたの為に | コメディ劇場 | |
| ジリアン・アンダーソン，ロジャー・アラム | ★★ | |
| ロミオ＆ジュリエット ザ・ミュージカル |
劇場 | |
| ★★★ | ||
| ウィー・ウィル・ロック・ユー | ドミニオン劇場 | |
| 作： 演出： |
トニー・ヴィンセント | ★★☆ |
| エニシング・ゴーズ | ナショナルシアター | オリヴィエ劇場 |
| 作： 演出： |
★★★ | |
| 2002年10月 | ||
| スパルタクス | ボリショイ・バレエ団 | 東京文化会館 |
| 曲：ハチャトリアン 振付：ユーリー・グリゴローヴィチ |
スパルタクス：ユーリー・クレフツォフ，クラッスス：ドミトリー・ルィーフロフ， フリーギア：パーシリナ，エギナ：ガリーナ・ステパネンコ |
★★★★ |
| 2002年09月 | ||
| オールスター・ガラ | アメリカン・バレエ・シアター | 府中の森芸術劇場 |
| 出演：マーフィー／スティーフェル，ケント／コレーラ，ヘレーラ／ゴメス／スティーフェル，アナニアシヴィリ／カレーニョ 他 | ★★☆ | |
| メリー・ウィドウ | アメリカン・バレエ・シアター | 東京文化会館 |
| 曲：レハール 振付：ロナルド・ハインド |
出演：ケント，コレーラ，レイエス，サヴェリエフ，リーダー，コルネホ | ★★★ |
| オールスター・ガラ | アメリカン・バレエ・シアター | 府中の森芸術劇場 |
| 出演：スティーフェル／ケント，ヘレーラ／ゴメス，ドヴォロヴェンコ／ベロツェルコフスキー，フェリ／コレーラ，アナニアシヴィリ／カレーニョ 他 | ★★★ | |
| 海賊 | アメリカン・バレエ・シアター | 東京文化会館 |
| 曲：アダン 他 振付：マリウス・プティパ |
出演：ドヴォロヴェンコ，ベロフェルコフスキー，マーフィー，サヴェリエフ，コレーラ，デ・ルース 他 | ★★★☆ |
| オールスター・ガラ | アメリカン・バレエ・シアター | グリーンホール相模大野 |
| 出演：マーフィー／ゴメス，フェリ／コレーラ，ドヴォロヴェンコ／ベロツェルコフスキー／スティーフェル，アナニアシヴィリ／カレーニョ 他 | ★★ | |
| 2002年09月 | ||
| ハムレット | 新国立劇場中劇場 | |
| 演出：ペーター・シュタイン 作：ウィリアム・シェイクスピア |
出演：エフゲニー・ミローノフ | ★★★ |
| 2002年08月 | ||
| 日本バレエフェスティバル | 新国立劇場大劇場 | |
| 出演：コジョカル／コレーラ，フィリピエワ／マトヴィエンコ， 秋山珠子／クライン，上野水香／森田健太郎 他 |
★★★ | |
| 2002年07月 | ||
| クラス・アクト | 赤坂ACTシアター | |
| 演出：ロニー・プライス 作：ロニー・プライス，リンダ・クライン 詞・曲：エドワード・クリーバン |
出演：ロニー・プライス | ★★★ |
| 2002年06月 | ||
| ヴェニスの商人 | ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー | 東京グローブ座 |
| 演出：ラブデイ・イングラム 作：ウィリアム・シェイクスピア |
出演：イアン・バーソロミュー，ハーマイオニー・ガリフォード， イアン・ゲルダー 他 |
★★★ |
| 2002年05月 | ||
| ストーンズ・イン・ヒズ・ポケッツ | 東京グローブ座 | |
| 演出：イアン・マッキルヒニー 作：マリー・ジョーンズ |
出演：市村正親，勝村政信 | ★★☆ |
| おやすみの前に | PARCO劇場 | |
| 演出：宮田慶子 作：福島三郎 |
出演：宮本信子，川原亜矢子，岡田義徳，宮地雅子， 二瓶鮫一，佐々木蔵之介 |
★★☆ |
| おっとりした心優しい魔女らしからぬ魔女ユキコは、不老不死を研究する老教授から魂を譲り受ける契約を結ぶ。教授の若返りたいという願いを聞き入れる代わりに。若返った教授は近所の喫茶店に勤める美女に恋をし、その恋を成り行きで応援してしまうユキコ。教授の秘蔵っ子、ユキコの仲間の魔女、死の世界に行くことをためらうおかしな幽霊を巻き込む騒動の結末は、、、。 後半ちょっと失速気味だけれど、前半のギュッとつまった楽しさと役者さんの好演で楽しめました。甘いおとぎ話のようなストーリーなので、ストレートプレイにするよりミュージカルにすると更に楽しめそう。後半は演出が少し大人しかった気がします。予定調和なストーリーに振り回されてしまった感もあり。惜しい。 |
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| 2002年03月 | ||
| ザ・カーマン | AMP（アドベンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ） | オーチャードホール |
| 作・振付：マシュー・ボーン | ディノ：スコット・アンブラー，ラナ：サラーン・カーティン， リタ：エタ・マーフィット，アンジェロ：アーサー・ピタ，ルカ：アラン・ヴィンセント |
★★★ |
| 『カルメン』を下敷きに、流れ者ルカ、人妻ラナ、そしてラナの妹リタの恋人アンジェロの愛と欲望の物語。 AMPを一躍有名にした『スワン・レイク』にはバレエの要素が沢山ありましたが、今回の舞台はバレエというよりとても演劇的要素の強いダンス。『スワン〜』も普通のバレエに比べると芝居の部分は多いのですが、この『ザ・カーマン』は更に芝居部分が多いです。踊れても演じられないと観客に想いが伝わらないという点では、ダンサーにとって難しい舞台かもしれません。AMPのダンサー達はそれを十分に見せてくれます。 物語は『カルメン』を、舞台をアメリカに移して行われます。展開は似ているのだけれど、微妙に違う。その微妙さがオリジナルのカルメンとはまた違う魅力をこの舞台に与えているのだと思う。主要キャラにオリジナルの性格や役割を少しずつ反映させながら、作品として上手くまとまっているのが見事。ラストもちょっとした驚きを与える捻り方。 踊りはかなり激しいし、バランス取るのが難しそうな振りが多くて出演者は大変そう。引き合いに出されるフォッシーのダンスとは似ているようで、でも受ける印象は全然違う。フォッシーのダンスはセクシーなのに不思議と"匂い"は感じられない（でもそこが粋で良い）けれど、ボーンのダンスには匂い立つような熱い想いが伝わってくる。どちらのダンスも色気があってとても好きです。 今回はオリジナルのルカとアンジェロを演じたウィル・ケンプが来ていなかったけれど、来年の『スワン・レイク』には是非来て欲しい。生で観たい〜。因みに彼はレニー・ハーリンの新作に出ます。。。ロバートと言い、何故レニー・ハーリンなのだ…(^^;; 。どんな作品になるのか大いに心配だわf^^;。 |
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| 2002年03月 | ||
| 天保十二年のシェイクスピア | 赤坂ACTシアター | |
| 演出：いのうえひでのり 作：井上ひさし |
出演：上川隆也，沢口靖子，古田新太，池田成志，阿部サダヲ，西牟田恵，熊谷真美
他 |
★★☆ |
| 天保時代の下総の国のとある宿場。脚を引きずる醜い男、三世次は、巧みな言葉で村の実力者花平一家の用心棒、幕平衛に取り入り、のし上がっていく。天保時代の日本の宿場を舞台に、シェイクスピア全３７作を盛り込んでストーリーを紡いでいく物語。 数々の酷評を聞いていたのでドキドキしながら観に行ったのですが、言われている程酷い出来ではないと思いました。むしろシェイクスピアの作品を次々と乗り換えながら、また横糸として挟みながら進んでいくストーリーには凄いと唸らされます。少々苦しいところはあるけれど、かなり自然な流れで観ることが出来ます。大きな流れは『リア王』に始まり、『ロミオとジュリエット』を挟み、主人公には『リチャード３世』の性格付け。そこからは『ハムレット』や『間違いの喜劇』を横糸にして、『マクベス』→『オセロー』→『リチャード３世』と進んでいく。自分で観てそうかなと思っただけなので、作家の意図とは違うかもしれませんが、大きな流れはこの辺りの作品かなと。『間違いの喜劇』を知らなかったので、『十二夜』かなと思いながら観てましたが…。 少なくとも大きな流れの作品を知っていると、物語の前後関係を知っているだけに説明セリフに頼らなくても分かりやすいし、こうやって繋げるのか！と興味深く観ることが出来ました。きっと作家は作ってる時、面白かっただろうなと容易に想像出来ます。 でもその作品の持つ雰囲気と演出がマッチしていたかというと、どうかなと思ってしまう。シェイクスピアだからという訳ではなく、この芝居はセリフがかなり大切なものだと思うので、それを音楽（しかもバックがロックバンドだ…）に乗せて歌で表現したり、バックの大音響でセリフが聞こえにくいというのはどうかと。一番哀しかったのは上川さんの最後のセリフがよく聞こえなかったこと(T_T)。これは大問題だ(泣)。場面転換や表現はゴチャゴチャした感は残るけれど、それ程悪くなかったと思うので、この辺りをセーブした方が良かったんじゃないかなと。 役者では、上川さんがリチャード３世に当たる役を体当たりで演じていて好印象。少々地味な感は否めないけれど、暗い影のある役を力強く演じていてなかなか魅せてくれる。ナレーター（隊長）と老婆（マクベスより）を演じた熊谷真美の説得力のあるセリフ回し、マクベス、オセローをがっしりとした役作りで見せる古田新太も印象的。星は彼らの力演と井上ひさしの脚本に。劇場はもう諦めました(泣)。 |
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| 彦馬がゆく | ル・テアトル銀座 | |
| 演出：三谷幸喜 | 出演：小日向文世，筒井道隆、酒井美紀、伊原剛志、松金よね子、梶原善、阿南健治、松重豊 他 | ★★★☆ |
| 攘夷か開国かで揺れる幕末の江戸。写真館を開業した神田彦馬の元にやって来る幕末の志士たち。桂小五郎、高杉晋作、坂本龍馬、西郷隆盛、近藤勇、、、。倒幕、佐幕と思想の違う者を写真におさめる彦馬達一家の物語。 前半、ちょっと途中ダレるなと感じてしまい、休憩後どうなるのか心配だったのですが、後半の方がバランス良かった気がします。前半は何となく全体が散漫としてしまった印象。しかし三谷さんの脚本は各キャラが立っているので、話しの流れが少々スムーズでなくても十分に見せてしまう。あまり出番がない高杉晋作も、見終わって印象薄いなというのがないのは流石。実在の人物というのが大きく影響していると思うけれど、写真館の神田一家をほぼ出ずっぱりにしているので、どちらも最後にちゃんと印象深い人物として残る。志士たちを出しすぎると彦馬達が薄くなるし、この辺りのバランスは本当に上手い。 サンシャインボーイズの２人がやはりいいです。新撰組の近藤さんを、色んな面で大きな人として魅力的に演じた阿南健治。そしてテンション高いのか低いのか分からない桂さんを演じた梶原善。イジける桂さんがエエ感じ。坂本龍馬を演じた松重豊。龍馬のイメージを崩すような三谷さんの龍馬を手堅く演じてます。まあ龍馬は英雄ではないのだし（と私は思ってる）、こういう描き方もありかなと。でも西郷さんに気を使う龍馬ってのはちょっとヤかもf^^;。写真家神田彦馬をほのぼのと演じた小日向文世。小日向さんの醸し出すほんわかした雰囲気が、神田家を包んでるような気がしました。 |
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| 2002年02月 | ||
| OUT | 自転車キンクリートSTORE | PARCO劇場 |
| 演出：鈴木裕美 脚本：飯島早苗 |
出演：久世星佳，竹内郁子，松本紀保，歌川椎子，千葉哲也 他 | ★★★ |
| 何と言っても久世さんが最高に格好いい！ラスト、佇む姿はちょっと宝塚入ってたかもしれないf^^;。でも全編に渡って芝居をぐいっと引っ張っているのは久世さん。当たり役ですね。みやちゃんもこんなに上手いとは思わなかったf^^;。舞台転換の滑らかさが良いです。 | ||
| 『クレオパトラ』 | ファントマ | シアターサンモール |
| 演出・脚本：伊藤えん魔 | 出演：美津乃あわ，浅野彰一，保村大和，伊藤えん魔 他 | ★★☆ |
| シーザーを演じた大和さんが、信長を彷彿とさせるような役で、何だか懐かしかった(T_T)。やっぱりこういう役は似合うわ〜。浅野さんのアントニウスも格好いいです。声が好きだ。美津乃さんのクレオパトラは流石に迫力あって、でも可愛くて、何とも言えない味のある役者。演出家でもあるえん魔さんの『人魚姫』の一人語りに大爆笑。本編より面白かったかも(^_^;;。 | ||
